めじてれび特別編/熊谷空襲をどう伝えるか〜記憶継承のいま〜

戦争の記憶は、誰が受け継いでいくのか。 1945年8月14日、埼玉県熊谷市は空襲により市街地の大半を焼失した。本作は、その記憶を語る戦争体験者と、それを後世に伝えようとする市民の活動を追いながら、戦争を知らない世代のディレクター自身が記憶と向き合っていく過程を描く。 取材を重ねる中で見えてきたのは、証言だけでなく、市民団体の設立やとうろう流しのイベント開催といった地域の活動を通して記憶をつなごうとする人々の姿だった。語り継ぐ場に立ち会い、当初は遠い過去として捉えていた戦争の記憶が、現在と地続きのものとして感じられていく。 戦後80年を迎えた今、記憶を「自分ごと」として受け継ぐとは何か、残された若い世代に何ができるのかを問いかける。